長期優良住宅とは、長期にわたって住環境を良好な状態に保つことができるよう設計・施工された住宅のことです。国民生活の安定に資するうえ、頻繁な建て替え等によって廃棄物が排出され、環境に悪い影響を及ぼすリスクが軽減されるという観点から、国も2009年から新たな法律を施行して普及を図っています。この住宅に該当するための具体的な条件には細かな規定がありますが、大まかに言えば戸建て住宅に関しては耐震性、劣化対策、維持管理・更新の容易性、省エネルギー性という4つの柱が基本となります。つまり長期優良住宅とは丈夫で長持ちし、メンテナンスがしやすく光熱費も節約できる家ということになります。

一方、共同住宅については可変性やバリアフリー性も重要な要素です。いずれも、居住者のライフスタイルや年齢の変化に対して柔軟に対応できることが求められています。その他、景観などについて特別な協定等のある地域では街並みとの調和を図る、住戸面積を一定以上確保する、住宅の構造部分や給排水設備などについて定期的な点検・補修計画を策定する、などの規定もあります。これらの要件を満たした住宅を新築した場合、あるいはリフォームによってこれらの条件を満たすようになった場合は、補助金の支給によって建築費または改修費の一部を助成する制度が設けられています。

長期優良住宅とは、長く安心して暮らせるばかりでなく、経済的にもメリットがある住宅だということができます。長期優良住宅とはのことならこちら